長野県飯田市にあった貧乏神神社。
貧乏神を祭る神社?
不思議な神社ですが、かつては多くの参拝者で賑わうパワースポットとして人気の神社でした。
残念なことに今は閉鎖されていますが、その理由と現在の様子が気になりますね。
今回は、長野県にあった貧乏神神社の閉鎖理由と現在の様子、そして歴史やちょっと変わった参拝方法などをご紹介します!
貧乏神神社(長野)が閉鎖された理由とは?
なんか見つけた pic.twitter.com/jcUHTPncUR
— 城郭放浪記 (@jokaku_horoki) November 10, 2017
長野県飯田市に位置していた貧乏神神社は、1998年に櫻井鉄扇(さくらい てっせん)さんによって建立されました。
この神社は、貧相な顔をした「貧乏神」の木像を祭っていたことで知られています。
貧乏神神社は2018年に閉鎖。
その理由は櫻井さんの健康不良が原因です。
長野県飯田市の貧乏神神社に行ってきました。祭主は、85歳です。7年ぶりに行きました。 pic.twitter.com/q9q9kUSBMK
— MAXSPEED 160-320 (@hayabusah5320k) August 21, 2016
こちらのXでは、2016年時点で祭主の櫻井さんの年齢は85歳となっています。
閉鎖された2018年は87歳というご高齢のため、仕方なかったのでしょうね。
こちらは今はなき貧乏神神社の本社(2015年)
— 深 (@poseidonhole) September 25, 2023
我々が行ったときにマジで本物の貧乏神では?という雰囲気の人たちが来ていて、あとでみんなで「あれガチ貧乏神だったよね」などと言っていたら潰れてしまったのであれに負けちゃったんだなぁと今も思ってる pic.twitter.com/UHq21fP5ag
この閉鎖はたくさんの人に衝撃を与え、貧乏神神社のユニークな存在が失われたことを惜しむ声が多数聞かれます。
貧乏神神社があった場所
貧乏神神社は長野県飯田市内の静かな場所にありました。
かつて貧乏神神社は、大型観光バスが訪れるほどの人気の神社でした。
現在は更地になっており、かつての賑わいの面影はほとんど残っていません。
現在の貧乏神神社の場所
長野県飯田市の貧乏神神社は閉鎖してしまいましたが、現在は同じ長野県の茅野市にある「丸井伊藤商店」に分院として貧乏神神社がまつられています。
丸井伊藤商店はお味噌を作る会社で、製造だけでなく、みそづくり体験があったり、発酵パークという博物館も経営しています。
長野のお味噌は美味しいよね!
長野を訪れたら、ぜひ貧乏神神社にも足を運んでみてください。
貧乏神神社の歴史と魅力
#おうちでながの
— 旅の龍人(林 俊幸) (@Tabino_Tatsujin) May 8, 2020
飯田市にかつてあった「貧乏神神社」です。
行きたかったなぁ〜、もう無いことに悔やまれる!! pic.twitter.com/8Ioo3AY2up
貧乏神神社は、そのユニークな参拝方法と櫻井さんの説法が多くの参拝者に愛され、特別な存在として今でも話題になっています。
貧乏神神社の不思議な参拝方法
貧乏神神社は、その特異な参拝方法で知られていました。
まず参拝者は入場料100円を支払い、祠内に入ります。
祭主櫻井さんによる説法を聴いたあと、「ビン棒」を渡され、それをもって「貧乏神出て行け」などと叫びながら神木を3回叩き、3回蹴ります。
最後に豆を投げて終了。
祭っている神様を叩いて出ていけ!というなんて不思議な儀式ですよね~。
貧乏神様だからそうなるのでしょうか。
貧乏神神社櫻井さんの説法
貧乏神神社。
— Sasha♡ (@salon_de_sasha) October 11, 2016
貧乏とは、お金などの乏しさではなく、心の乏しさだとお話しくださった😂
不思議な場所。笑
#長野県#飯田市#パワースポット#貧乏神#貧乏神神社#信州#木曽路#伊那谷#新しい神社#軍隊… https://t.co/m2lJCNsb1e
櫻井さんの説法は、貧乏神とは「心の中にいるもの」とし、心の強さを説いていました。
実は棒で叩いているのは、貧乏神様ではなく、自身の弱い心です。
貧乏とは金銭の貧しさではなく心の貧しさである
という櫻井さんの説法は、幅広い年代から支持を得、テレビでも有名スポットとして何度でも取り上げられ、多くの方が訪れる人気の神社になりました。
貧乏神神社(長野県飯田市)
— 鎌倉ナスキー 霊媒師 原田百世 (@moyoyomoyo) May 13, 2021
「ユニークな神社としてテレビ取材は47回を超えました。」
参拝方法
三回叩く 三回蹴飛ばす 豆を投げる
貧乏神神社(長野)の現在の様子とみんなの反応は?
かつて飯田にあった貧乏神神社だった場所は太陽光発電所に変わり果てていた。 pic.twitter.com/qcJoTUz6tA
— 169系 (@EXPRESS169) June 18, 2022
貧乏神神社は閉鎖後、その跡地は更地になりました。
現在は、太陽光発電所となっています。
ネット上の声
ネット上では、貧乏神神社の閉鎖に対する様々な声が上がっています。
亀戸にはかつて貧乏神神社の分社があったそうだが、勧請した駅前のショッピングモールの廃業とともに取り壊されてしまったようだ。長野県飯田市にあった貧乏神神社の本社も閉鎖されてしまったようだし、貧乏神の力恐るべしといったところだ…。
— 早く人間になりたい (@LittleTrailHand) January 6, 2018
多くの人がその閉鎖を惜しみ、特異な参拝方法や櫻井さんの説法を懐かしむコメントが見られます。
これらの声からは、神社が持っていた文化的な価値や人々の心に残る印象の深さが伺えます。
他県の貧乏神神社紹介
長野県飯田市の貧乏神神社を本社として、いくつかの分社が作られ、現在も存在している貧乏神社があります。
- 貧乏神神社味噌蔵諏訪分社(びんぼうがみじんじゃみそぐらすわぶんしゃ)(長野県茅野市)
- 焼き味噌を好む貧乏神が降臨したという由緒で創建された分社です。
参拝者は貧乏神を払った後、鈿女(おかめ)神社を参拝して福を招き入れる流れをとります。
- 焼き味噌を好む貧乏神が降臨したという由緒で創建された分社です。
- 信州飯田貧乏神神社亀戸分社(しんしゅういいだびんぼうがみじんじゃかめいどぶんしゃ)(東京都江東区亀戸)
- 2003年に分社として創建されました。
貧乏神は「貧太郎」・「貧次郎」という兄弟で、参拝者の貧乏を袋詰めにして持ち帰るとされています。
- 2003年に分社として創建されました。
- 災禍転福貧乏神神社三倉分社(さいかてんふくびんぼうがみじんじゃみくらぶんしゃ)(静岡県周智郡森町三倉地区)
- 2002年に創建された「移動式の社」という形態をとる分社です。
- 貧乏神神社(びんぼうがみじんじゃ)(大阪府大阪市淀川区加島)
- JR東西線・加島駅から徒歩3分の場所に位置する神社です。
以外にも、貧乏神神社っていろんなところにあるんですね!
まとめ
こちらは同じ長野県にある貧乏神社の分院となる貧乏神神社味噌蔵諏訪分社の様子です。
貧乏神神社の閉鎖は、多くの人にとって残念な出来事でした。
貧乏神神社のユニークな参拝方法や櫻井さんの説法は、多くの人々に影響を与え、心の中に深く刻まれています。
自分の中にある貧乏神を追い出して、いい一年を送りたいですね!
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